「私、ちょっと…」
と言って夏穂は私を置いてどこかへ行った。
絶対わざとだ!!!

「ほんと、仲いいよな。里中と嶋田と立川。」

『澪華とは幼なじみだし…』
先生の顔が見れない。


夏穂は橘先生の所。
澪華は内山先輩と一緒。

この空気に耐えられない私は携帯を取り出し
夏穂にメールをした。

えっと…"ちょっと、夏穂どこにいるの!?戻ってきてよ。じゃないと…"

「はーい、携帯没収」

『あっ…』

「返して欲しければ放課後、職員室に来いよ。」
私の大好きなイタズラな笑顔で言って去って行った。