初恋~君が好きでした~


野外活動二日目。

『橘先生、どこだろ…』

「やっぱり怖い…」
泣きそうな顔をしている夏穂を安心させながら私は橘先生を探す。

あ、発見!!!
私は夏穂の背中を軽く押す。

「姫依…」

『大丈夫、自分を信じて』

私が言えるのはただそれだけだった。