永遠のルーチェ 1





金狼(キンロウ)…。

それは俺の夜の世界でいつの間にか呼ばれるようになった通り名だった。

ってか、そんな趣味の悪い通り名で呼んでくれるな。

どこぞのDQNじゃあるまいし。

「……………だったら?」

否定しても無駄だろうと思いながらそういえばそいつらは小さく笑みを浮かべて近づいてきた。

「あたしたちは紅蓮(グレン)っていうの。
あんたを勧誘しに来たんだ。」

赤いメッシュが入った茶髪のショートカット女子のその言葉に小さく眉を寄せた。

紅蓮…たしかここ一体を拠点としているレディースだったはずだ。

最近、総長が変わって一段と勢力を増してきたと聞いたことがある。

「悪いが俺はどこにも入る気はない。」

「そういうわけにはいかないんです。
他の奴らに先越されたくないですよね~こっちも。」

後ろに控えていたツインテールの少女はそういうと面倒くさそうに息を吐いている。

「あんま手荒な真似したくないですよ?こっちも。
大人しく仲間になってくれませんかね~。」

面倒くさそうな声だな。
ていうか、それならなんで勧誘なんて来たんだよ。

「俺って弱い奴の下につくきないんだわ。
だからお前らの仲間に気もない。分かったか?」

そういって挑発的に笑えば二人は小さく眉を寄せた。