「蒼空に言い訳するつもりはないすべては俺の責任だ。
だが、これだけは言わせてくれ…俺もお前の母である弓月(ユヅキ)もずっとお前を探していた。お前を思っていた。
できるなら、俺たちの元に帰ってきてほしい。」
帰ってきてほしい。
その言葉に無意識に体が震えていた。
「俺は、あんたたちの邪魔な人間じゃないか?
俺は…生まれてきて、よかった…のか…?」
あの女にいわれ続けた言葉だ。
邪魔だ。顔を見せるな。気持ち悪い。生まれてこなければよかったのに。
そんな言葉を幼いころからずっと浴びつづけてきた。
苦しくて、辛くて、悲しくて、でもどうすることもできない苛立ちを暴力という方法でまわりにあたった。
俺は誰からも必要とされないのだと考えたくなかったから。
「そんなわけないだろ!
お前は俺と弓月の大事な娘だ。
誰が何と言おうとお前が生まれてくれたことは俺と弓月やここにいる組員全員が望んでいた。だから、そんな悲しいこと言うんじゃねぇ。」
俺には優しすぎる言葉だな…
今まで耐えてきた何かが俺の中で弾けた。
