永遠のルーチェ 1





数杯目のグラスに口をつけていると不意に店の扉の鈴が鳴った。

そっと目線を巡らせればそこにいたのは三人の男性。

1人はオールバックの強面の男、2人目は茶髪の軽そうな男。

そしてその二人を引き連れるのは金髪の存在感のある男。

また厄介なのがきたな。

あの存在感と威圧感は間違いなくどこかの組の人間だ。

夜の世界にはいるようになって何だかんだで極道の人間とは関わってきた。

時には組の勧誘、時には極道のおっさんに追い回されたり。

だから、わかる。

こいつらはそこら辺のちっぽけな組の人間じゃない。

相当な修羅場をいくつも越えてきたそんな男たちだ。

残っていたアルコールを一気飲み干し立ち上がる。

「龍哉、金置いとく。」

「あぁ、わかった。」

一万円札をおけば龍哉は苦笑いしてそれを受け取る。

この日はじめて絡んできたチンピラの金巻きあげといてよかったと思った。