「引っ越す??人間界に??」




夕飯時、突然の話だった。




「あら?言わなかったっけ?」


お母様は、きょとんとした顔で私を見る。


「聞いてないわよっっ!しかも、明日からなんて!!!」



「でも決まった事だから…」


今度はちょっと困り顔。


「…っ!とにかく私はお母様には着いていかないわ!いくならひとりで行ってよ!」



私は食べかけのカレーを食べ切ると、自分の部屋にかけ走るように籠もる。



「ちょっと!ロディ??…はぁ、困ったわね…」