空き教室に連れて来られた私は

壁に押し付けられる。

(壁ドン二回目)。

「三室く…」

「花斗」

「ふぇ?」

「花斗って呼べ」

顔を近づけながら三室くんは言う。

「そ、そんなの無理だよぉ…」