三室くんのファンの子が言う。

すると三室くんは、

はぁ…

とため息をついて、私の肩を抱きながら言った。

「みいは俺の彼女だから」

その瞬間、女子の悲鳴が響く。

『いやぁぁぁぁ!!!』

『花斗さまぁぁぁぁ!』

「みい、いこ」

三室くんは私の手を引いて教室を出る。