私はそのまま壁にズルズルと寄りかかりながらその場に座ってしまった。 唇に手を当てる。 「…三室くんは私のこと、好きじゃないんだよね…」 そうつぶやいたら涙が出た。 両想いじゃないキスがこんなに辛いなんて知らなかった。