2日後、バイトもない俺は寂しくてサークルの飲み会を開催する事にした。
華乃は、体調良くなってたら誘ってみようと思いながら、集合までの時間を最寄りの駅でふらふらしてた。
「あ…っ」
店長だ。仕事着とはまた違う印象で、でもこれまた爽やかにファーストフードから出てくる。
なんとなく視線を反らそうと思ったら…
「ぱぱ!おもちゃやさんいこうよぉ!」
…パパ?
「海はおもちゃ屋さんが大好きだね。よし!行こう行こう♪」
満面の笑みで、店長とその娘らしきコは去って行った。
妻子もち…不倫…一瞬で俺の脳裏に浮かんだ言葉はぐるぐるめぐっていた。
そんなタイミングに、華乃からメールが来た。
"心配かけてごめんね。一昨日はありがとう。熱も下がって今日からバイト復活するよ。"
…バイト…店長の居るバイトに行くのか。
不倫…なのか?でもだとしても俺が口出す事ぢゃ…ない。

