亜「麻衣!ちょっといい?」


次の日―
あたしは亜優に呼ばれた。


亜「麻衣ってさ、慎吾の事好きなの?」
『は?何言っ――』
亜「だって昨日2人で仲良く花火やってたんでしょ!!!!」
『久村と松川もいたよ?』
亜「その2人が言ってたの!!!慎吾と麻衣が仲良く花火してるって!!!」
『亜優!!!ちょっと落ち着いて!あたしと慎吾は何もないよ。』
亜「もういい…」




そのまま亜優は自分の教室に戻ってしまった。
普通はここで亜優を引き止めるけど…


あたしには、できなかった。
慎吾の事を好きになった時があるから…

今でも…
好きかもしれないから―。