そんなこんなで、やり始めて1時間近く経った。 「お、おおお終わったぁー!!」 「え、まじ?」 「うん!数学が!」 数学かいっ 「疲れた…」 「休憩するか」 「うんー」 さくらはそう言ってくたーっと机に突っ伏した。 ふわふわの髪の毛が揺れて、思わず触りたくなる。 「くるみたち、何してるんだろー」 ふと、さくらが突っ伏しながらボソッと言うのが聞こえた。 「七瀬はとにかく、橋本はあんな感じだからなぁ。」 俺の言葉に、さくらはあははっと笑って顔をあげる。