「つかさ、お前華原の気持ち気付いてるなら告れよ。」 確かに、あれから鈍感な奴じゃなければわかるくらいにアピールされて俺はこの前華原の、俺に対する気持ちに気付いた。 いや…別に自過剰じゃねーよ? ほんと、まじでわかるくらいだから。 「でもまだ怖い。幸せになることが…また、失うのが…」 「奏太…」 「けどまぁ…だからと言って引く気はないけどな!」 「はっ?どっちだよ!」 俺は立ち上がって、着ていたパーカーを脱ぎ捨てて海に向かった。 入ると、ちょうどいい水温で気持ちいい。