「お待たせー。はい、さくらコップ」 「皿もある…って…」 「「さくらっ?!」」 七瀬と橋本は声を揃えて俺たちを見る。 あぁ… そうか、この2人は俺らが名前で呼び合うこと知らないのか。 つか知らないよな、お前らがいなかった間にだし。 「ありがと、奏太」 「「奏太っ?!」」 俺の名前を呼びながらコップを受けとるさくらに、2人はまた声を上げた。 そんな2人をよそに俺らは七瀬達が買ってきたお菓子を広げる。