それから数日が経った。
授業も終わり、俺は帰る準備をしていた。
「奏太ー!」
「ん?」
後ろから名前が呼ばれ振り向くと、そこには血相を変えて走ってくる七瀬の姿があった。
「お、おい…どうしたんだよ」
「…なが、…はぁっ…香奈が倒れた…なんか女子が…っておい奏太!!」
香奈が倒れた、その言葉しか頭に入ってこなかった。
なんでだよ、朝あんなに元気だったのに。
あれは俺に心配かけないために無理に笑ってたのか?
勝手に体が動いて、気付けば俺は走ってた。
保健室の前に着き、ガラッと勢い良く扉を開けた。
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