「おい2人ともー着いたぞー」


いつの間にか着いていたのか、電車の入り口から七瀬の声が聞こえた。


「あっ、待って!」


あたしとさくらは急いで降りて男子2人の元へ駆け寄る。


「楽しみだな〜海!」

「う、うん…そだね…」

隣から聞こえる呑気な声に、あたしはビクッとする。


って、七瀬の声に反応するあたしがおかしいんだけどさ…


もうっ!さくらがあんなこと言うから七瀬をまともに見れないじゃん!!


「どした?」

「へっ?!ううん!何でもないっ!ほんとにっ」

「…ならいいけど。」