「あのさ、くるみたちってまだ?」

「まだ…?」

さくらの意味不明の言葉に、あたしは首を傾げた。

「アレだよ、アレ!」


あ、アレって言われても…

「もう、はっきり言ってよ!何?」

「もっとこっち。」


2人でぐいっと顔を近づけて、さくらはあたしの耳元で囁いた。


「エッチのこと!」

「えっ…んんっ!!」


その単語を大声で言いそうになり、さくらの手によってあたしの口は覆われる。