家に入れば、母さんがパタパタとやってきて七瀬を大歓迎した。


「おっじゃまー」

俺の部屋に入って、七瀬はどかっとベットに座る。


「おいっ!そこ俺の席だから!」

「はぁ?」


バシバシと七瀬の肩を叩いてベットから降ろし、今度は俺がどかっと座った。


ベットは俺の特等席なんだよ。



「よし!全部吐け!!」

さぁ!!なんて言って俺に向かって両手を広げる七瀬に、俺はぷっと笑った。