「はぁー…もうなんだかお前ら疲れる。帰る。遥に会う。」

「うん、早く帰って。遥さんにはメールしからもうすぐここ来るよ。」

「…は?え、待て今なんて…」


ピンポーン


咲夜さんの顔がサァッと青くなった瞬間、インターホンが鳴った。


それを聞いて、咲夜さんはさらに顔を青くさせた。

くるみは玄関まで小走りで行き、遥さんを出迎えた。


「やっほー、咲夜。…何してるのかな?」


やっべー…笑顔なのに目が笑ってねぇ。


「いやっ…その…ははっ…」

「あ、君はくるみの彼氏くんかな?」

「あ、はい。どうも…」

「もしかして、うちの咲夜がなんかした?」

「えっと…」


何を言っていいのかわからず咲夜さんを見ると、全力で首を左右に振っていた。