その時、扉がガチャリと開く。 「…くるみ…」 俺の一言に、咲夜さんは振り返る。 「ごめん、さっきの…聞いてた。」 そう言いながら顔を赤らめるくるみ。 え… 「はっ?!」 ちょっ、さっきのって、俺のやつだよな?! あぁー…もう、まじか… 穴があったら入りたい。 まぁでも聞かれたなら開き直るしかねぇっ!!! 「まぁ、そういうことです。俺はくるみさんに本気なんです。」 「七瀬…」 視界の端に映るくるみが気になるが、今は咲夜さんと目を合わせなきゃいけない。