「咲夜、遥ちゃんはどうしたんだ。」
「えーなんか昼から会社の飲み会あるっつーから…」
「お兄ちゃん、出てってよ。七瀬が迷惑してるじゃん。」
くるみがそう言うと、鬼の形相で俺を睨むお兄さん。
「あ、あの…お兄さん帰ってきたなら俺帰ります…ハイ…」
「誰がお兄さんじゃこるぁ!!あだっ!」
「咲夜、黙れ」
お父様の一喝に、うっと声を零すお兄…咲夜さん。
やべぇ、これまじでやべぇ。
俺かなりメンタルきてるっ!!!
「七瀬、こっち。」
「ん?お、おう…」
くるみに小声で呼ばれて隣に行くと、またギロっと睨まれる。

