「いや、むしろ俺が釣り合ってるのかな、てきな感じです、ハイ。」 そう言うと、2人はお互いの顔を見合わせて。 「えー逆にくるみにはもったいない気がするけど…ね、パパ。」 「俺もそう思うなぁ。」 なんて、目の前にくるみがいるにもかかわらずズバズバと言う。 「あんたら…あたしが黙ってるからって…いいの!七瀬はあたしを選んでくれたの!」 くるみもくるみで反論。 「ぷっ…あははっ」 なんだかこの家族が面白くて、ついに俺は笑ってしまった。 「ちょ、七瀬ー?」 「わりぃ、面白くてっ」