オレンジ~あの頃の僕等~

後から向けられる同級生からのブーイングの声。

当たり前だ。

俺はあんなとこでミスをおかしてしまった。

だが、駿太だけは

「大丈夫か?なんかあったのか?お前があんなとこでミスするなんて珍しすぎるだろ。」

と声をかけてくれた。

「悪い。大丈夫だ。ちょっと手元が狂っただけだ。」

急にイマズナのような痛みが走ったことは伏せといた。