オレンジ~あの頃の僕等~

この選抜によってAチーム、Bチームにわけられ出場できる試合も異なってくる。

もちろんAチームのほうがレベルは高い。

甲子園に行けるのもAチームだ。

この選抜は下克上もあり得るから3年でも油断はできない。

実際、去年2年でAチームに選抜入りしたのは3人いる。

そのうちの1人が俺と奏哉だ。

「あぁ、そうだな…。今年も絶対A チーム入っぞ!!」

「あぁ…!」

お互いの手をグーで軽くコツンとぶつけた。