「奈緒っ!」





奈緒のもとへ向かうと

一人ポツンとベンチに座って

泣いている彼女がいた






「どうした?なんかあったのか?」





「真咲…、あのね」






そう言って奈緒は

俺の肩におでこを乗せる



繋いだ手に少し力がはいるのがわかる



そして