ちっちゃい、ちっちゃい、私の想い。

まだ、恋とよべない小さな気持ち。


種のままで、過ごす時間。





朝の光がカーテンからさす。

眠い目を擦りながら私は体をおこす。

時計の時間を見た。
5時だった。


夏の時間は早くから朝があける。


『眠い…。携帯は。。。』

独り言をいいながら携帯をみる。


メール一件あり。。


誰?と思いながら開く。


[えりか、今日は楽しみの合コンだよ。A高校の人達だから、可愛くおしゃれしてきてね。]

私は、目を疑った。
あの頭のいい高校の人達なんだぁ。
うれしい~。


ずっと、憧れてた高校の人達。
私もあと少しで入れてたのに…。
試験で落ちた。


階段を鼻歌を歌いながら降りる。

ルンルンってね。


リビングに行くとママがご飯を作ってた。
いいにおいのミルク。

今日は何かな?って思った。


『ママ、今日は何?』

ぴったりとママに抱きつく。

『あら、おはよう♪今日はフレンチトーストよ。焼き上がるから、早く席に座って』

私は急いで席に着く。
目の前に美味しそうにトーストがとどく。

一口台に切って口に運ぶ。
甘いミルクと卵の味で私は喜んだ。


私の家は、朝、5時が朝食。
病院に勤務のパパが早めに出かけるからだ。
家族が揃う朝に会話をするからだ。


パパは新聞を読んでいた。
何やら難しい顔をして…。
パパ、大丈夫かなぁ?

『パパ~。どうしたの?』
パパをみる。

『ごめん、ごめん。今日の朝からの仕事のことを考えてたよ。ママ、コーヒー。』

ママはカップにコーヒーを注ぐ。

パパ、ちょっと変だよ。
まっ、今日はいっかぁ。
合コン、合コン。


頭の中は合コンでいっぱいだ。