プロポーズ

私は不安になった。

彼は美味しそうに、ケーキを食べている。


『今日は、付き合って、1年目だよ。覚えてる?』
私は言ってしまった。

『覚えてたよ。だから…。』

ポケットに手をいれて何かを探している。




出てきたのは、小さな箱。

『開けてみて。』

そう言われた。

私は緊張しながら開けた。


中には指輪が入っていた。

『付き合う時から思ってた。いつも笑顔でいる君を、ずっと幸せにしたいって…』

私は、驚いたが、彼の話を聞いた。


『結婚しよう』


私は迷うことなく返事をした。
『はい…』

涙が止まらない。

嬉しくて。





彼との先にはいつも結婚があると信じてたから。