まあ、あってるけどな。
「あんたの読み通り、俺が殺った」
「この人数を一人で殺ったのか?」
「他に誰がいる?
この周辺の何処かにもう一人、人間がいるはずだ。そいつに真相でも聴きだせばいい」
どうせ影から見てたはずだ。
いや、今も見ているはずだ。
「…テメェ一体何もんだ」
何者だ、
なんて言われてもさ、
「何処の誰だか分からないアンタなんかに答えると思うか?」
ニヤリと口角をあげて答えた。
「じゃあ、用が無いなら俺はかえ―――」
「帰らせるわけねぇだろう」
…ここ最近まともに睡眠をとれてないんだ!
なのに何故邪魔をする。
「君は怪しすぎるからさ、僕らの屯所に来てもらうんだ。色々聞きたいことがあるからね」
奴の言ったことを言い直すかのように、そう告げるこの男。
微笑みながら。
