変わりゆく華たち 第一幕 散ル華







どうやらまだ片付けは終わっていなかったようだ。




早く寝たかったのにな。



何でいつもこう邪魔が入るんだ。




最近は本当についていない。


甘味屋といい、昼の出来事といい…。



そんな事を考えながらゆっくりと歩いていると、足音は次第に近くなっていき、ある場所で止まった。



俺もそれに合わせて足を止める。




「………コレ、君が一人でやったんだよね…?」




戸惑いと共にカチャッと刀に手をかけた音が後ろから聞こえた。


聴くまでもないはずなんだけどな。



「おい、さっさと答えろ。聞こえてんだろ」



もう一人の人間は戸惑いすら感じられない。


俺が殺ったことを前提で尋ねる。