どうやらまだ片付けは終わっていなかったようだ。
早く寝たかったのにな。
何でいつもこう邪魔が入るんだ。
最近は本当についていない。
甘味屋といい、昼の出来事といい…。
そんな事を考えながらゆっくりと歩いていると、足音は次第に近くなっていき、ある場所で止まった。
俺もそれに合わせて足を止める。
「………コレ、君が一人でやったんだよね…?」
戸惑いと共にカチャッと刀に手をかけた音が後ろから聞こえた。
聴くまでもないはずなんだけどな。
「おい、さっさと答えろ。聞こえてんだろ」
もう一人の人間は戸惑いすら感じられない。
俺が殺ったことを前提で尋ねる。
