「山崎たちに頼むか」 「監察方ですか?」 「ああ」 そう言うと土方さんは 山崎、居るか? と声をかけた。 暫くすると天井から黒い塊が落ちてきた。 「お呼びですか」 黒い装束に身を包んだ彼は山崎烝(やまざきすすむ)。ここ壬生浪士組の諸士取締役兼監察型。 この町に来て初めて対し募集をした時にここに来た一人。 大阪出身で医学の知識も少しかじっているらしく、医術関係も彼に任せている。