変わりゆく華たち 第一幕 散ル華






「何だと…?もう一度言ってみろ」



「聞こえなかったのか?

断る、と言ったんだ」



殺るのか…?


こんな昼間から。



「ク、ククク……ギャハハハッ!!!
俺らによくそんな口が聞けたもんだな?





バカにしやがって…覚悟しろっ!!」



男三人は刀を抜き、こちらに向かって走ってくる。



やっぱり人間の考えることには
ついていけないな。



思い通りに行かなければ刀を抜き、相手を手にかける。



だから……。



駄目だ、思い出すな。


あんなこと、今は思い出すな。


今は目の前にあるものを片付ければいいだけ。



そう、目の前にいる奴らに分からせてやればいいんだ。



どちらの方が剣の腕が上なのか、どちらが愚かな生き物なのか。



思い知れ。