「何だと…?もう一度言ってみろ」
「聞こえなかったのか?
断る、と言ったんだ」
殺るのか…?
こんな昼間から。
「ク、ククク……ギャハハハッ!!!
俺らによくそんな口が聞けたもんだな?
バカにしやがって…覚悟しろっ!!」
男三人は刀を抜き、こちらに向かって走ってくる。
やっぱり人間の考えることには
ついていけないな。
思い通りに行かなければ刀を抜き、相手を手にかける。
だから……。
駄目だ、思い出すな。
あんなこと、今は思い出すな。
今は目の前にあるものを片付ければいいだけ。
そう、目の前にいる奴らに分からせてやればいいんだ。
どちらの方が剣の腕が上なのか、どちらが愚かな生き物なのか。
思い知れ。
