その時……………………
「大丈夫なわけないだろ……クソドジ女が……」と男の子が聞こえるか聞こえないかの声でぶつぶつと何かを言った……。
「えっ?!何か言いましたか?!」その時は私の耳には聞こえていなかった。
「いや……何でもないよ!!全然平気だから気にしないで……」とニコッと笑って立ち上がった。
「いえ!!でも……」と戸惑っていた私に……男の子は 「大丈夫だから!!また会った時があれば……その時は……責任とってもらうことにするね」と微笑んで そのまま私の横を通り過ぎて行った……。
まさか……この時の出会いが……あんな事態を巻き起こす原因になるとは思ってもいなかった私だった……。