「あっ!!ごめん……大丈夫??怪我はない??」と抱き留められた相手に顔を向けると……
整った顔立ちのサラサラな黒髪に白く透き通った肌……男の子とは思えない顔立ちだった……。
「えっとー大丈夫??もしかして どこか打ったかな??」と心配そうな男の子の顔が目の前にあった。
私は ふと我に返り……
「いっいえ!!こちらこそぶつかってしまってごめんなさい!!」と勢い良く頭を下げると…
ゴツンッ!!!-----
凄い音がした…………。
どうやら しゃがんでいた男の子が立ち上がろうとした所に私が思いっきり頭を下げてしまい……頭が衝突してしまったらしい……。
「痛っっ!!!」と男の子は
しゃがみ込んで頭を抑えていた……
「本当にすっすいません!!!大丈夫ですか?!」
私も慌ててしゃがみ込んで男の子を覗き込んだ。