「かわいい度4だぁ!」
ふたたび胸が踊った。
「どんな女の子なのかなぁ……」
後ろめたさを拭えない気持ちのままに、期待するこころの中。しかし、その久留美の文面からはなぜか、寂しさがただよっているように見えた。
腕をすり抜けていく茶色の子猫。
次の日、ぼくはふたたびサイトに顔を出した。
自分専用のメールBOXを開けてみる……、またしても返信はゼロ。ぼくはがっかりと肩を落とす。
「やっぱり返信ないよなぁ(涙)」
サイトに入ってから、直メでメールらしいメールを交換したのはわずかひとり。三上は、ぼくとこのゲームをする前に確か半年で四人知ったとか……?
「あいつのいっていたこと、全部嘘と違うのでは?」
ぼくは、三上のことばを思い返しながら、携帯電話を操作する。そして自分のプロフィールをもう少し詳しく書いてみることにした。
『ショーゴ三十歳。男です! 仕事は化粧品&貴金属の営業をしています。身長175cm、体重58kg、容姿は普通で、性格はおだやかです。』
サイトの掲示板にプロフィールを書き込み、もう一度久留美のメールBOXにことばを残した。
『早く話しませんか?』
久留美のメールBOXに伝言を残してから数日、念願の返信メッセージが届いていた。心臓がキュンと鳴る。
『純粋以外、興味ゼロだよ。そんなあたしのこころ、動かせる自信あるかなぁショーゴ君は?』
うれしくなりすぐに返信の文面を考える。自然に指先が文字を作っていく。
『返信どうもありがとう! とりあえず頑張るのでよろしくね。サイト出ませんか? お金勿体ないでしょ?』
ぼくはふたたび、久留美という女の子にメールを送った。
「でも彼氏有りって書いてあったよなぁ……」
プロフィールを確認するためにサイトに入る。携帯電話の液晶画面に浮かび上がる久留美のプロフィール。ぼくは、もう一度それを確認する。
ふたたび胸が踊った。
「どんな女の子なのかなぁ……」
後ろめたさを拭えない気持ちのままに、期待するこころの中。しかし、その久留美の文面からはなぜか、寂しさがただよっているように見えた。
腕をすり抜けていく茶色の子猫。
次の日、ぼくはふたたびサイトに顔を出した。
自分専用のメールBOXを開けてみる……、またしても返信はゼロ。ぼくはがっかりと肩を落とす。
「やっぱり返信ないよなぁ(涙)」
サイトに入ってから、直メでメールらしいメールを交換したのはわずかひとり。三上は、ぼくとこのゲームをする前に確か半年で四人知ったとか……?
「あいつのいっていたこと、全部嘘と違うのでは?」
ぼくは、三上のことばを思い返しながら、携帯電話を操作する。そして自分のプロフィールをもう少し詳しく書いてみることにした。
『ショーゴ三十歳。男です! 仕事は化粧品&貴金属の営業をしています。身長175cm、体重58kg、容姿は普通で、性格はおだやかです。』
サイトの掲示板にプロフィールを書き込み、もう一度久留美のメールBOXにことばを残した。
『早く話しませんか?』
久留美のメールBOXに伝言を残してから数日、念願の返信メッセージが届いていた。心臓がキュンと鳴る。
『純粋以外、興味ゼロだよ。そんなあたしのこころ、動かせる自信あるかなぁショーゴ君は?』
うれしくなりすぐに返信の文面を考える。自然に指先が文字を作っていく。
『返信どうもありがとう! とりあえず頑張るのでよろしくね。サイト出ませんか? お金勿体ないでしょ?』
ぼくはふたたび、久留美という女の子にメールを送った。
「でも彼氏有りって書いてあったよなぁ……」
プロフィールを確認するためにサイトに入る。携帯電話の液晶画面に浮かび上がる久留美のプロフィール。ぼくは、もう一度それを確認する。
