あー。、さっきより、
熱上がってるかも。
だるい。めまいがする。
がんばれ、葵。
よし、教室まであと少し…
って、授業中じゃん。
どーしょ。ここでおろおろするのも
いやだしなー。
うーん。普通に入ろっかな。
そーしよう。
ガラガラガラ
みんなの視線が
集まる。恥ずかしいな。
「お、遅れてすみません。」
どーやら、いまは国語の授業らしい。
「あっ、あおい、
大丈夫?」
あっ、そっか、
美奈が言っといてくれたんだ。
森山先生に。
森山先生は、女性。
ちょっと、太っている。
右の薬指には
指輪。、
ふふふ。
私を騙そうとしても無駄だそ。
もしかして、結婚してると思わせたいのでは。
まだ子供だから。薬指に指輪がついてると
ついつい、右か左か関係なく。
結婚してるんだっと思わせたいのかな?。
まぁ私はそんな罠にのらないさ。
あーー。それより
返事だ、返事。
「大丈夫だと思いますり。
でも少し熱あるので帰るから荷物取りに来た。」
「そー。お大事に。
何度熱あったの?」
「ええーっと、
たしか、38.4」
だったよな。
ってより早く帰りたいよ。
あーー。クラクラするし。
もぉー。


