私と君の距離



「は、はい…」

 あーー。なんか、だるい。

 体が重いよ。



 ピピピッピピピッ


あー。何度だろう。

  「あら、なったね。
     見せて。」


  「あっ、はい!」



 「38.4か、結構、あるね。熱」



 やばい熱だ。

 「はい…」



 「家の人に電話してくるわね。
   
    あっお母さんかいる?」


 「いま仕事で、でも家にはおばぁちゃとおじぃちゃんがいるので」


  「ありがと!わかったわ。
   
    用意はどーする

   友達に届けてもらおっか。 」

  「いいえ。大丈夫です。

   自分でしてきます。」


  「そう?気をつけてね。
     
    また用意できたら

    保健室のベットで横になってるといいわ。」

   「ありがとうございます。」

  「いいのよ。」