街中の喫茶店
「椎~~~~きゃあ~!会いたかったよ!!」
「苦しいよ。奈菜!」
「なにい???!」
激しくハグをした奈菜は椎を睨み付けた!
「でも嬉しい!あたしも奈菜に会いたかった!
期末テストはどうだった?」
「ボロボロよ~勉強教えてくれる椎もいないし~
最近彼氏とも喧嘩してて全然集中出来なくてさ~」
奈菜は大きなだめ息をついて涙を拭く仕草をした。
「まぁ奈菜たちはすぐ仲直りすればまたラブラブになるから!
あんまり心配しないけど!
悩みがあるなら聴くよ!」
「悩みっていうか~なんだろう
やっぱりライフサイクルが違うのって大きいな~と思って~
それより椎も浮かない顔じゃん!どうした?
椎も日向くんと喧嘩でもしたの?」
椎も大きなだめ息。
「うちら今のでもう3回幸せが逃げていっちゃってるよ!」
「茶化さないでよ!
あたしには通用しないからね!いってみー」
「日向くんとは・・・喧嘩もろくにできないかも。」
「なんだー仲いいじゃんか!
じゃあ、椎はなんのだめ息??」
アイス紅茶をゴクゴク飲んだ椎は
「あたしも・・・
期末テストボロボロ・・・
最近色んなことがいっぺんに出来て・・・頭ん中ぐちゃぐちゃ!」
「椎がテストボロボロって・・・
小宮くんに教えてもらえばよかったのに~同じクラスよね?」
「その小宮くんが・・・・
災いにもとなんですよね・・・」
「ふーうん!
何があったの?」
奈菜はワクワクしてしょうがない表情をしている。
椎はこないだ一緒にテストした時の話とか
不意にされたいたずらなキスの話をした。
胸をきゅんきゅんしながら話を聴いた奈菜は
「小宮くんやるじゃん!」
って小さくつぶやいた。
