秋の夜風に木の葉がそよそよと靡く帰り道。
「工たくみ、お前くっつきすぎ。離れろ!」
「ヤだね。俺は椎とこうするのが好きだから、直なおお前は半径100メーター接近禁止な」
工はぴったり椎の右腕にくっついてる。
「えっ!?それ遠すぎじゃんか!ズカイ!さっきの無しにしようよ」
と言いながら椎の左腕にくっつく直
「もう~!二人とも近すぎる!あっち行ってよぉ~」
面倒くさそうにしゃべってるけどその顔だけは笑っている。
元気な3人の姿を見る豊はほほえましい顔
「椎、これサンキュウな。大切にする。」
工は首につけてるネックレスを持ち上げみせた。
「俺も俺も。俺も大切にする!」
直も口を添えた。
「お兄ちゃんたち重いっ!」
184センチもある壮健な男二人が細い椎の両腕にすがりついてるから
椎は二人の腕を払って豊の隣に移動
「直のせいで椎から捨てられたじゃないか!」
「バ~カ!お前がべたべたするからでしょう。椎は思春期だから
本当にデリカシーの無いやつ。」
「お前に言われたくな・・」
ドン!
と直と肩がぶつかった。
「痛っ!」
「お~ちび!ちっちゃいから見えなかった。わりぃー。」
「ちびじゃねぇよ。」
手を上げて背比べをしてみる直
直より小さいけど170はある
「まぁ~少しは伸びたな、カイ」
「関係ねだろう」
不機嫌そうな顔で直を見上げるカイ。
そして工と直の後ろ側に豊といる椎がみえた。
「双子揃ってシスコン。声デカいし、それは歳取っても変わんないんだね。」
「生意気なちびも昔とまったく一緒!」
家近くの道端で急に口論を始めた直とカイ
「本当に生意気。ちび子がそんな顔しても微塵も怖くないし」
工も口を添えた。
「あたしは先に帰る」
涼しい表情の椎はそう言って豊の手を引っ張った。
「鼻血出たら負け。」
と楽しそうに言った豊は笑いながら椎と家の中に入った。
「ここでやるか?」
「やんねぇ。俺疲れてるから」
直の言葉にそう答えたカイは眉間にしわを寄せて二人の横切った。
「つまんないっ。昔のちびは可愛かったのに。生意気だけ残ってさ。
ま、練習頑張れよ」
直はカイの頭を撫でるように軽くトントンと叩いた。
「な、180超えたら、考えてみる。」
「え?」
工の言葉にカイが振り返った。
「考えてはみるってこと。あと、仲直りは早い方がいいから」
「うっせーよ。別に喧嘩してねし・・」
「無理しちゃって。まぁ好きにすればいいさ。椎~!ドア開けて。お兄ちゃん入るよ!」
ニコニコしてる。
むかつく
「椎!俺鼻血!カイに殴られたよ~拭いてくれよ~~ぉ」
負けるもんかってふうに工と直は戯れながら家に中に消え去った。
チッ、俺なに悪いことしたのか全然わかんねぇもん。
目すら合わせてくれないんだから、
どうしようもないんだよ。
豊さんに似て背高くて、カッコいい
男の自分からみても本当にイケメンで
そこら中にいるアイドルに負けないくらい
男前でなんでもこなせる器用さ
なぜ芸能界に入らないのかがむしろ疑問に思ったこともある
その祝福された遺伝子たちに硬く守られてる椎
敵多いし、強すぎる。
だからって
別に負ける気もないけど。
でもさ、
身長って人の意地でどうにかなるもんじゃねだろ。
ハァーーー。
ダメ息が出る。
「180か・・・。」
「工たくみ、お前くっつきすぎ。離れろ!」
「ヤだね。俺は椎とこうするのが好きだから、直なおお前は半径100メーター接近禁止な」
工はぴったり椎の右腕にくっついてる。
「えっ!?それ遠すぎじゃんか!ズカイ!さっきの無しにしようよ」
と言いながら椎の左腕にくっつく直
「もう~!二人とも近すぎる!あっち行ってよぉ~」
面倒くさそうにしゃべってるけどその顔だけは笑っている。
元気な3人の姿を見る豊はほほえましい顔
「椎、これサンキュウな。大切にする。」
工は首につけてるネックレスを持ち上げみせた。
「俺も俺も。俺も大切にする!」
直も口を添えた。
「お兄ちゃんたち重いっ!」
184センチもある壮健な男二人が細い椎の両腕にすがりついてるから
椎は二人の腕を払って豊の隣に移動
「直のせいで椎から捨てられたじゃないか!」
「バ~カ!お前がべたべたするからでしょう。椎は思春期だから
本当にデリカシーの無いやつ。」
「お前に言われたくな・・」
ドン!
と直と肩がぶつかった。
「痛っ!」
「お~ちび!ちっちゃいから見えなかった。わりぃー。」
「ちびじゃねぇよ。」
手を上げて背比べをしてみる直
直より小さいけど170はある
「まぁ~少しは伸びたな、カイ」
「関係ねだろう」
不機嫌そうな顔で直を見上げるカイ。
そして工と直の後ろ側に豊といる椎がみえた。
「双子揃ってシスコン。声デカいし、それは歳取っても変わんないんだね。」
「生意気なちびも昔とまったく一緒!」
家近くの道端で急に口論を始めた直とカイ
「本当に生意気。ちび子がそんな顔しても微塵も怖くないし」
工も口を添えた。
「あたしは先に帰る」
涼しい表情の椎はそう言って豊の手を引っ張った。
「鼻血出たら負け。」
と楽しそうに言った豊は笑いながら椎と家の中に入った。
「ここでやるか?」
「やんねぇ。俺疲れてるから」
直の言葉にそう答えたカイは眉間にしわを寄せて二人の横切った。
「つまんないっ。昔のちびは可愛かったのに。生意気だけ残ってさ。
ま、練習頑張れよ」
直はカイの頭を撫でるように軽くトントンと叩いた。
「な、180超えたら、考えてみる。」
「え?」
工の言葉にカイが振り返った。
「考えてはみるってこと。あと、仲直りは早い方がいいから」
「うっせーよ。別に喧嘩してねし・・」
「無理しちゃって。まぁ好きにすればいいさ。椎~!ドア開けて。お兄ちゃん入るよ!」
ニコニコしてる。
むかつく
「椎!俺鼻血!カイに殴られたよ~拭いてくれよ~~ぉ」
負けるもんかってふうに工と直は戯れながら家に中に消え去った。
チッ、俺なに悪いことしたのか全然わかんねぇもん。
目すら合わせてくれないんだから、
どうしようもないんだよ。
豊さんに似て背高くて、カッコいい
男の自分からみても本当にイケメンで
そこら中にいるアイドルに負けないくらい
男前でなんでもこなせる器用さ
なぜ芸能界に入らないのかがむしろ疑問に思ったこともある
その祝福された遺伝子たちに硬く守られてる椎
敵多いし、強すぎる。
だからって
別に負ける気もないけど。
でもさ、
身長って人の意地でどうにかなるもんじゃねだろ。
ハァーーー。
ダメ息が出る。
「180か・・・。」
