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奈緒のおかげもあって小テストをなんとか切り抜けた由美は放課後、奈緒にコンビニでアイスをご馳走していた。
「ゆみ悪いねぇ、ごちそうさまです♪」
「とほほ…」
奈緒はちゃっかり高いアイスをおねだりしていたらしく、由美には少しいたい出費だった。
「普通ハーゲンダッシュねだるかい?もう少し気を使ってくれても……」
「小テストの赤点まぬがれたのは誰のおかげかしらー?」
由美の言葉を遮りすかさず言葉を挟んできた。
奈緒の表情はどこかにやけた顔をしていた。
「……なおのおかげです……」
それを言われてしまえば何も言えない。
(今度からちゃんと勉強してこよう……)
朝に思ったことを、この時二度目で強く思うのであった。


