私、宮本ゆうなは悩んでいた。



『なぜ?なぜ!私にはできないんだょ!?』



バンっと地味な音が響く



『何がょ。そんな腹立てて。』




親友の萩原りんごは、そんな私を見ながら、さっき購買で買ったミルクティを飲んでいた



はぁとため息をつく



『だって、だって、だって!




……彼氏ができないんだもん。』




最後の方はちょっと声が小さくなった。




そんな私に他人事のように



『はっ。そんなこと。』




そんなこと。……じゃないわ!