「華音!起きなさい!遅刻するわよ!」


「分かったってば。うるさいな」


可愛い鳥の鳴き声とは比べものにならない

くらいの大きなお母さんの声によって今日

も起こされた。


「うるさいってなによ。明日から起こさないわよ?」


「はいはい。すみませんでした!」


「分かれば宜しい!」


「はぁ。っ!やば!行ってきまーす!」


こんな毎日とおんなじ会話を交わし私は急

いで家を飛び出した。