沢山の従兄弟が亡くなった場所。

それを作った大人。

しょうがないと見過ごす親。

行く前の日俺の母親はバカみたいにトンカツ~♪とかで励ましてくれたっけ。

母親は島の人間じゃないから知らなかっただけなんだろうけど。

だけど悲惨としかいえないルールで行われたサバイバル演習・・生き残りをふるいにかけた闘いの日々。

俺たち3人は最初別々に行動していた。

大人に聞かれるひとつだけ持っていっていいから何がいいか?と。

俺はライターにした。アイツは植物図鑑を持っていた。


ルカは武器を持っていた。覚悟ってやつが既に出来てたんだろうって思う。

この時点で選抜は始まっていたんだろうしルカはほぼ確定してたと思う。

けど此処で死んだら生き残ったやつがなるって寸法だ。

なんでもそうだ 死んだら終わりなのだから。

「でも・・なんで・・」

「それは今度直接聞いてみようよ。純赤石を作って置いてもう寝よう。」

「そ・・だな。」

俺たちは石を作って流華の寝床の横に皿で置いておいた。そして寝た。

俺はサバイバル演習の夢を見た。