タマの飯が切れたのでプロミスって城下町で飯食ってたときの事だった。

あれから10日経った。純赤石も切れた。

ルカと別れてから正確には12日。

俺は順調に契約数を増やしていっていたのでなんとか凌いでた。

契約した数ざっと10匹ってとこだ。

気が合う連中ばかりで頭の中の混乱もない。

でもさ。でもさ1000なんて無理だぜぇぇぇぇええ

10日で10って事はさ一ヶ月で30
二ヶ月で60程度?単純に計算しても・・・

まあどっかでがんばるとして100って感じ。

た、足りねえよ。

スタンプはスタンプで強いんだもん。

押したスタンプは4つ。

数をいわせて押したり全員でかかっていって倒して押したり。眠らせたり。

スタンプに比重置くほうが約束守れんのかなあ・・・・

でも確実に強くなった。
絶対量は増えた。

これがルカが俺になって欲しい形なのかも。

でも・・・

これだけじゃ駄目・・だよな。

「あーあーもっと強くなりてえなあ・・」

「そうじゃのう」

「タマは猫だからいいじゃんか」

「守られてばかりも疲れるのじゃ」

「その気もちすっげえわかるわ」

タマは魚をほおばりもごもごいう。

その時だった。

「金がないなら働いて返してもらうしかねえけどこんな小さな成りじゃなあ!!売り飛ばすか!!!」

「やだ!!働くもん。かーえーすかーらー離して~」

高い声と低い声が店内に響く。

なんだなんだ?

横のやつに聞いてみる。

「無銭飲食だってさ。」

なるほど。何処の世界にもいるんだな。

良く見れば小さな女の子じゃないか。
かわいそうだな。

「純一あれは・・・」

「そうだな俺がかっこよく助けてやるところだろ!」

「そうじゃない・・こらまて」

タマの静止を無視し俺は人の波を横切り

「おいおっさん。この子の食った分俺のカードで支払うから許してやってよ」

俺は赤いカードを見せた。

「ええ・・そりゃまあ支払ってくれるなら・・いいんだけどよ。そいつもう見たくねえそっちもっていってくんな!」

首根っこ押さえられた女の子をひょいと受け取る。

「こっちで飯を食えよ。おごってやる。」

女の子はついてきた。

あら。結構可愛いじゃないの。
子供だけど。

アッシュがかったピンクの髪に銀色のメッシュが入ってなんだか派手なやつ。

もともと俺たちがいた席についてそいつはこういった。

「ありがとね!お兄さん名前は?」

「純一!!名前を教えてはならんのじゃ!」

「純一っていうんだけど・・・なにか?タマ・・・お前だって呼んでるじゃん」

「あ」

北欧系のような顔立ちで目もピンク。
なんだかポップな女の子だな。