野球男子が恋をした。



現在バス停。


あー、ねむ。


学校ダリー。


そんなことを考えてたら、あっという間にバスはやってきた。


「っしょ…」


ドアから、すぐの座席に腰を下ろす。


ふと、横を向くと同じの高校の制服を着た女子が座っていた。


というか、寝ていた。


バスの中だというのに、無防備に。


さらさらとした黒髪のショートカットが窓からの風で、軽やかにゆれる。


決して美人だとは言えないけれど、整っている女の子らしい小さな顔。


その全てに、しばらく見入っていた。


さすがにずっと見るのもなんだと思い、ゆっくりと視線を前に戻す。


ひと2人分空いた席がもどかしく感じた。