「ナノハ…。今日もつらくなかった?」
「大丈夫よ。シーラ。もう慣れたよ。」
そう。シーラは私の唯一の友達。まあ、お札からでてきたキツネの魔物だけど、私の清力はこれだから。
「いつか、ナノハが笑顔でいられたらいいねよね。」
「また~。シーラの前ではちゃんと笑ってるでしょ?」
シーラといると本当に楽しい。シーラの前だと笑っていられるな……。

私はある目的をするために、清力の勉強ばかりしていた。気付いたら、周りには誰もいなくて、周りから気味が悪いとか真面目で面白くないとか、変なイメージをもたれてしまった。
それからは人と関わるのが怖くなってしまった。妙にツンツンしている。自分でも変な感じだ。
なんとかしたいな……。