「なにも手がかりなしでどうやって探すわけ?ユウ?」
ユウはギクッとした顔でええっと…などつぶやいている。
すると、ユキナのパートナー、アカギが
「俺、少しなら情報もってるけど。」
「でかした。どこだ?」
ナノハはアカギのほうに近寄り、話しを聞いている。
その頃ユウは小声でつぶやいていた。
「ちぇー、仲良く喋ってー。ずりーなー。」
どれくらい歩いただろうか。
「なぬぅー、疲れたよ~」
確かに。体力的にはやられるが、
「そんなんじゃ、タハマハを倒せないわよ。」
「なぬぅーがスパルタだよ~」
すると、男子のみのパートナー達のうち、シュウが、
「お!あれじゃね?」
「さすがシュウ!視力いいなー♪」
カティがすかさずほめる。
遠くに城のような形はみえたけど…。
「ナノハー!近いぞ♪」
ユウは全然疲れてないようだ。むしろ、目がキラキラしてる。
「そうね。」
いよいよ……戦いだ。