「私が特別施設に来たとき、ひとりぼっちでした。いじめにもあいました。
そんなとき、ナノハちゃんを見つけたんです。
クールで、しかも私と同じ独り。だからこそ、気が合うと思いました。
それに…ナノハちゃん。本当は優しくて、すごくいい人だと思うの……。」

私は黙って聞いた。

「知り合いから始めていいよ。あと、敬語はもう使わなくていいから。」
「知り合いって…おめぇ…。」
ユウは苦い顔をした。

するとユキナがナノハの手をとり、
「ありがとー!!嬉しい!嬉しいよー!」
「あ…うん」

私はなぜか彼女を見ていると、なごんだ。彼女は癒やしを与えてくれるのかもしれない。