ライド国に帰ってきたユウとナノハ。
まず最初に仁科のもとへ行き、報告した。
「仁科さん。セイリア、倒してきました。」
「ほ、本当なのか?!」
「はい。」
ユウは仁科さんに笑顔を見せた。
「怪我はしなかったか?大丈夫だったか?」
「足を痛めました。でも、ナノハが俺の傷を癒してくれて…。」
「大したことじゃありません。」
ナノハはやっぱり少し冷たく言った。
「そうかそうか…。ありがとうね。ナノハちゃん。」
「……はい。」
仁科の温かな笑顔につられて、ナノハも微笑んだ。
「……!」
危ねー…。ナノハから目が離れなくなりそうだった。……。俺…変だな…。
ユウは頭をかいた。