男「おい!聞いたか?あの仁科さんが傷だらけで帰ってきたんだってよ!今、医務室だそうだ!」
男「まじかよー!」

確か、仁科さんってけっこう上の階級の人だったような…。
ん?ユウ…?
「…くそっ。よくも仁科さんを…」
ユウはそう言うとその場所に走っていった。
「ちょ…ユウっ!」
ナノハもその後を追いかけた。


「仁科さん!大丈夫ですか?!」
「おー…ユウか…。」
「仁科さん…。」
確かに、体や頭などが包帯がぐるぐる巻きになっている。
「……?君は…?」
「私はナノハと申します。この度、ユウのパートナーとなりました。」
「そうか。そうか。僕はユウの先輩になるのかな?」
「はい。色々世話になってるんだよ。」
ナノハを見たあと、ユウは仁科に聞いた。「仁科さん、どうされたんですか?」
「ああ……。実はな…」
仁科は起こったことを話した。


「その、セイリアっていう男にやられたんですか?」
「ああ…。すごく強かった。」
ユウは立ち上がった。
「俺、行きます。」
「ユウ…!また無茶を…イテテテ…。」
「仁科さん、任せてください」
ユウはそう言うと、病室から出た。
そのあとをナノハは追いかけた。