「今から帰るの?危ないから、おくるよ」 男がいった。 私はなにも言えなかった。 「どしたの?」 また声をかけてきた。 「おい、大丈夫?」 近づいてきた。 やっと私は声がでた。 「大丈夫です!」 その言葉を残して私はその場からはなれた。 彼は微笑しながら、手をふっていた。